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2015年 06月 27日

答えはあえて。

曇り。
このところ風が強くて看板を外に出せない。

『忘れられた巨人』の読書会が朝の早い時間から
魔法珈琲さんにて終了いたしました◎
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入り口はイギリス小説やアーサー王伝説について軽く。
作家の新境地と言われるファンタジーの形を借りた長編を読まれた
参加者の言葉ひとつひとつがそれぞれ新鮮。
こんな読み方もあるんですね、といつもこちらが感心させられっぱなし。
偽りや怒り、関係性、親子、信頼、影響を受けやすい人と受けない人の違い、
強さと弱さ、行為自体が許し、突き詰めない方がいいや記憶。
タイトルについて。
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誰かが投げかけた質問をみんなで考えていると頭を使う。
それなので甘いものも美味しい。ウィスキーの話、面白かったな。
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答えはあえて出さず、
問題をそれぞれ抱いて、開いたままで今回も終了。
皆さん、ありがとうございました☆
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by suikimama | 2015-06-27 14:26 | study | Comments(0)
2015年 06月 25日

作用。

晴れ時々くもり。
朝からセミの大合唱。
頂いたひょろ長い茄子に、裏の畑で採れたピーマンは
色がつやつやしてる。素直に育ったらこうなった、みたいな。

通常営業。
今週末の読書会の準備に、校正二つ。
いつも思うけれど、共同作業なんだな。
終わったあとの清々しい気持ち。

今日のいくつかのやりとりで仕事熱が上がった。
やっぱり作用なんだ、と確認出来る。内容を左右するのは。
こちらがお願いしたことに応えてくれようとする気持ちが
伝わってきた。
こういうのをやりたい、と言ったときに何も聞かずに
乗ってくれる人は意外と少ないことを経験で知った。
だから今は恵まれていることがよく分かる。

最近のテーマは「読者を育てる」。
というのはちょっと傲慢でもあるので
一緒に育つ、に近いかな。
それも文学で。
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by suikimama | 2015-06-25 10:32 | OMAR | Comments(0)
2015年 06月 22日

キャッチボール。

朝から雨。急に吹き込んでは止んだりするので、
窓を開けたり閉めたり。
雲に覆われているので、今日は一日ずっとこんな様子かも。

昨日はお店をお休みして那覇の流球茶館さんへ。
開店準備の朝のまだ早い時間。
銘苅さんと打ち合わせして読書会の参加者を待つだけ。
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このガラス窓がいい。通りを歩く人をしばし眺める。
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お茶とお菓子もこの日用に準備して頂きました。
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今回の題材は武田百合子さんの名著『犬が星見た』。
それぞれの視点が面白い。次第に熱を増す言葉のキャッチボール。
またお題を出し、書いてもらうことに。皆さん真剣に取り組んでくれる。
書く間、先生ってこんな気分かなと想像してちょっと楽しい。
出来上がってきたものがどれも良い作品。
書いた本人を絶妙に映し出していた。回覧し、笑い声で賑やかになったので
朗読してもらうことに。
恥ずかしいのは最初だけで、こちらの予想以上にいい読みだった。
その人自身の声を聞くっていいなと改めて思う。
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あっというまにお昼前。話題は尽きぬまま終了。
良い空間、お茶&お菓子を提供下さった流球茶館さん、
一緒に読んで下さった参加者の皆さん、
今回もありがとうございました。
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by suikimama | 2015-06-22 11:05 | study | Comments(0)
2015年 06月 19日

色抜きで。

曇り。束の間晴れて次第に雲が多くなる。
お天気午後から崩れるらしい。

昨日からの続きの読書。
武田さんの文章になぜ人が魅了されるのか、
ずっと考えていたら、保坂和志さんの
「視覚は「ある」ものの全肯定だ」
というのを思い出した。
Y本さんも、彼女は裸眼で見たような文章を書くって
言っていたっけ。色眼鏡で見る、というけれど、その色が
無色。大人になると大抵色が付いている。
色抜きで見ることがどれだけ難しいか。
だから束の間、読んでいる間だけ彼女の眼差しで
一緒に旅をする。

読んでばかりもいられない。
返ってきた校正を返したり、手配いろいろ。
合間に読んでいるコラムが面白い。
アーヴィングや城山さんの話が出てきた。

今週の流球茶館さんでの準備。
ちょっと思いついたことがあるのでやってみよう。

最近気になること。
老年の女性をお店の近くで見かける。
昨日は村の福祉課の方が来てそれについてお話。
認知症ではないみたいだけれど、お話を聞いてくれない
とのこと。会釈をするとかすかに応えてくれるので、
単に休んでいるだけなのかもしれない。
熱中症が心配だけれど水は飲んでいるようだし、
ちゃんと選んで木陰で休んでいる。
近所で見守っている状態。
ご本人はそっとしておいてもらいたいのかもしれなくて
でもそれをうまく説明できない、、などいろいろ考える。
見知らぬ他人にどこまで介入するか、難しいな。
とりあえず様子を見ることに。
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by suikimama | 2015-06-19 12:01 | OMAR | Comments(0)
2015年 06月 18日

やたらと。

晴れ時々曇り。風が吹いている。
7月はまだなのに、もう夏休みを前にしたような子どもの気分。

次回課題の『犬が星見た』を再読中。
前なら読み流していたところが気になるように。
日記はちょうどこの季節、6月からスタートしている。
ぶどう酒やら、チーズにコンソメスープ、
ペリメニ(汁にギョウザが入ったようなもの)、、
読んでいるとやたらお腹がすく。
昨日は帰りにワインを購入。
明らかにこの本のせい。

また『忘れられた巨人』も読み始めた。
まだ最初の方。確かに今までと違う。

改めて最近思うのは、読むことが仕事の一部って
幸せなことなんだなあと。
今日も仕事にいそしもう。

唐獅子コラムも残すところあと一回。
タイムスの記者Sさん、Yさんの助けがあってなんとか
落とさずに(汗、半年間続けることが出来ました。
この場を借りてありがとうございます。
今週掲載分と最終回はどうぞ沖縄タイムス紙面にて
お読み頂けると嬉しいです。
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by suikimama | 2015-06-18 12:27 | OMAR | Comments(0)
2015年 06月 15日

違う色。

晴天。夏の空の色。気持ちいいほど晴れている。
袋いっぱいに頂いたパッションフルーツの熟し具合がちょうどいい。
庭になっているのを子どもたちが取って遊ぶので
全部収穫したらしい。

カレンドさんに原稿送り終えてようやく休日らしい一日。
雑用をいくつか済ませ、午後から自由になる時間が出来る。

ほったらかしていた先日の写真の整理。
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鎌倉でまわった中でも円覚寺、東慶寺はまた行きたい。
円覚寺は漱石の『門』で主人公が訪れる場所。
6月の緑が美しかった。沖縄の緑とは違う色。
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通り過ぎようとしてやっぱり、と気になって寄った東慶寺。行って驚いた。
鈴木大拙、小林秀雄、和辻哲郎、西田幾多郎、岩波茂雄ほかの面々が
眠る場所。恥ずかしながら行くまで知らなかった。本は読んでいても、
彼らが実在していたことをこうして目にすると不思議な気がする。
拝観者が多いにもかかわらず、静けさに満ちていた。
紫陽花と一緒に岩タバコが見頃。岩一面に慎ましく咲いていた。
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by suikimama | 2015-06-15 23:25 | | Comments(0)
2015年 06月 12日

窓のページ。

曇り。セミの鳴きが激しい。
昨日梅雨明け。今年は空梅雨。断水が心配。

次回の『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』読書会の準備。
合間に手にした本を何気にパラパラめくっていたら、
ジュノ・ディアスのページ。
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窓から見える風景のドローイング集。
ほかネイサン・イングランダーやエリザベス・ギルバートのページもある。
何度も見ているのに、今まで見逃していた。。
今度の読書会ではSさんが新しい試みを提案してくれた。
さてどんな会になるのか楽しみ。

また打ち合わせの調整ごといろいろ。
具体的なことはとりあえず話をしてから。

閉店前に初めてのお客さま。
須賀敦子さんのお話をされていった。
ちょっとした発見が。
今でも根強い人気があるのが分かった気がした。

夜帰る頃も昼間の熱気がこもっている。
先週の東京や鎌倉は肌寒いくらいだったのに。
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by suikimama | 2015-06-12 10:28 | 本棚 | Comments(0)
2015年 06月 11日

絵はがき。

晴れのち曇り。帰ってきたらすっかり夏。
エアコンフル稼働でモビールがクルクル回っている。

先月のラジオのリスナーさんから絵ハガキが届く。
おすすめした本を応募して下さったみたい。
何度も読み返すことになりそう、との言葉が嬉しい。
ありがとうございます◎
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通常営業に戻りました。新刊、古本いろいろ入荷してます〜
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by suikimama | 2015-06-11 14:05 | OMAR | Comments(0)
2015年 06月 10日

雨の講演会。

夜、曇り。湿気の多いこと。

休暇は終わり。収穫がいろいろとあった数日間。
その内のひとつ、先日の雨の中開催された三田の慶應大学であったカズオ・イシグロの講演会へ。
最新作『忘れられた巨人』でパブリックメモリーについて書きたかった、という話や大学のクリエイティブライティングで学んだこと、書く時に以前自分に課していた4weeks ruleや批評についてどう思うか、との質問にジャーマン・フット・ボールに例えて笑い混じりの皮肉で応えたり、今関心があるのは文学に出来ること、次の世代に何をどう伝えるかということなど現代の作家の、誠実な生の声が聞けた二時間半。
終始穏やかな語り口から、作品世界に通ずるものがありました◎
サインして頂いた新刊(日本語訳版と原書)二冊は店内に展示してますのでぜひご覧下さい〜
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by suikimama | 2015-06-10 01:11 | | Comments(0)
2015年 06月 03日

水路。

 もともと持っていた色を最大限発するように、緑が濃く息づいている。梅雨に入った。沖縄ではゴールデンウイーク終わりごろから6月後半にかけてがその時期にあたり、今年は少し遅れて雨の季節がやってきた。
 空気はしっとりと湿り気を帯び、木々はこれから来る夏に備えて、枝の隅々まで水分を行き渡らせる。人にもそういう時期があるなあと思いながら、とん、とん、とんと途切れることなく窓をたたく雨音に耳を傾けた。
 
 本が常に身近にあると湿度計の代わりになる。なんとなく乾いているな、というときは使われている紙が突っ張って反っているし、雨の日には紙がしんなりとして触ると柔らかい。紙の状態で(質の差はあるが)乾燥しているのか、湿気が多いのかが分かる。

 「今、潤いがないな」と気付くことがあって、私たちの身体にも変化が目に見える湿度計のようなものが備わっていればいいのに、と思う。その潤いは水気のことだけではなく、心の余裕という意味合いで。日々の仕事に追われ気をつけていないと、いつのまにか心は乾いてしまう。そんなときの水分補給は私にとってやはり本を読むこと。誰かが紡いだ言葉は雨粒のように、乾涸びてひびが入りかけた地面にそっと沁み込んでいく。そうして次第に内側に潤いを取り戻す。満たされていく実感がある。

 普段本を読み慣れている人は、今自分に足りないのはこういう部分かもしれない、と必要とする本を、タイミング良く自然に手にしている気がする。それはある特定の作家の作品や今話題のベストセラー本、少々難しい哲学書や、没頭できる推理小説、ファンタジー、大切にしている絵本や枕元に置いてある詩集など人それぞれ。でもそれだけじゃまだ十分ではない、という場合がある。
 
 私たちには梅雨のように、しっかりと時間を取り内部の隅々にまでたっぷりと水分を行き渡らせることが大事なときがあるんじゃないだろうか。そしてそのとき蓄えたものが後々役に立つ。一つの水路はまた次の水路を呼ぶ。
天気予報は今日も雨。初夏を前に、しばらくはこの潤いに満ちた季節に思う存分身を浸す。窓から見える木々の緑は日に日に濃さを増していく。

(沖縄タイムス 「唐獅子」コラム 2015.6.2掲載)
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by suikimama | 2015-06-03 17:00 | 唐獅子コラム | Comments(0)